タイラー・ザ・クリエイターはなぜ天才と呼ばれる?異端児の真相を徹底解説

タイラー・ザ・クリエイターはなぜ天才と呼ばれる?異端児の真相を徹底解説とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を整理してお届けします。

タイラー・ザ・クリエイター(本名:タイラー・グレゴリー・オコンマ、1991年3月6日生まれ、米カリフォルニア州ロサンゼルス出身)の歩みは、21世紀のアメリカン・カルチャーにおける最も劇的な変容劇のひとつです。彼が初めて世界に強烈な爪痕を残したのは、伝説的ヒップホップ集団「オッド・フューチャー(Odd Future / OFWGKTA)」を率いていた2010年代初頭でした。フランク・オーシャンやアール・スウェットシャツといった才能を束ね、MyspaceやYouTube、Tumblrを駆使したゲリラ的な発信で旧態依然としたメジャーシーンを根底から揺さぶったのです。

2011年に発表した自主制作MV「Yonkers」では、巨大なゴキブリを食べ、首を吊るという過激なビジュアル表現がバイラルを起こし、MTVビデオ・ミュージック・アワードで最優秀新人賞を獲得。しかし、当時の彼の過激なリリックは一部諸国で入国禁止処分を受けるなど、社会的な激しいバッシングの対象にもなりました。

転機となったのは2017年のアルバム『Flower Boy』です。従来の攻撃的なトーンから一転、美麗なジャズコードとメロウなネオソウルを融合させ、自らのセクシュアリティや孤独を赤裸々に告白。この劇的な音楽的跳躍が高く評価され、2019年の『IGOR』、2021年の『CALL ME IF YOU GET LOST』で2度のグラミー賞最優秀ラップアルバム賞を受賞するという快挙を成し遂げました。かつて「放送禁止」の烙印を押された問題児は、批評性と大衆性を最高峰で両立させる、現代最高峰の総合アーティストへと登り詰めたのです。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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