ベンチプレスのバー重さは20Kg?器具別の真相と失敗しない計算術
ベンチプレスのバー重さは20Kg?器具別の真相と失敗しない計算術の具体的な内容に迫る! 専門的な視点で紐解きます。
多くのトレーニーが一度は抱く「スミスマシンはなぜあんなにバーが軽く感じるのか」という疑問の正体は、マシンのフレーム内部に隠された力学構造にあります。多くの商業用スミスマシンには、ワイヤーと滑車を介してバーと反対側に重り(ウェイト)が連結されたカウンターバランス構造が組み込まれています。
メーカーが多大なコストをかけてスミスマシンカウンターバランスの理由を追求する主目的は、「万が一の挟まれ事故の防止」と「運動初心者の導入ハードル低下」の2点に集約されます。もしガイドレールに固定された高重量バーが完全に自由落下した場合、利用者が力尽きた際に首や胸部を圧迫し、重大な致死事故に発展しかねません。カウンターウェイトによってバーの自重を打ち消すことで、女性や高齢者、リハビリ目的の利用客であっても、初期負荷数キログラムという極めて安全な設定からトレーニングを開始できるよう配慮されています。
一般的に、完全なカウンターバランス型スミスマシンの実質的なバー重量は約4.5kg〜9kg(10〜20ポンド)程度に設定されています。一方で、カウンターウェイトが内蔵されていない旧来型やストレート軌道・傾斜軌道のアングルドスミスマシンの場合、バー自体の物理重量にガイドロッドの摩擦抵抗が加わり、初期重量が15kg〜20kgに達するものも存在します。マシン側面に貼られた「Counter Balanced Bar Weight: 15 LBS (6.8 KG)」といったメーカー表記ラベルを確認することが、正確な負荷算出の鍵となります。