宮沢りえ『Santa Fe』150万部の衝撃と篠山紀信の撮影秘話

宮沢りえ『Santa Fe』150万部の衝撃と篠山紀信の撮影秘話を徹底追究! 知っておきたい 情報と解説を凝縮して配信します。

出版史において「150万部」という数字が持つ意味は重い。しかもそれが高額な大判写真集となれば、後にも先にも類を見ない記録である。発行元である朝日出版社は当時、全国の書店からの注文電話でパンク状態に陥ったという。全国の若者から中高年層、さらには女性層までもが書店へ押し寄せ、店頭からは瞬く間に在庫が消え去った。

1990年代初頭の日本は、バブル経済の余韻を残しつつも、新しい価値観を模索していた過渡期だった。その中で誕生した本作は、まさに平成カルチャーの幕開けを象徴する金字塔となる。メディアは連日この話題を報じ、街中が『Santa Fe』の噂で持ちきりとなった。出版業界全体に与えた経済的・文化的インパクトは計り知れず、「ビジュアル本が社会を動かす」ことを証明した歴史的事件だったのだ。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest