なぜ兵庫のぼたん鍋は臭みゼロで極上なのか?名店と旬の秘密を徹底解剖
なぜ兵庫のぼたん鍋は臭みゼロで極上なのか?名店と旬の秘密を徹底解剖とはどのようなものなのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。
ぼたん鍋のルーツを辿ると、明治時代初期に丹波篠山へ駐屯していた「篠山歩兵第70連隊」の兵士たちに行き当たります。当時、演習中に捕獲した猪の肉を味噌汁に放り込んで野営食として煮込んだのが始まりとされています。
この軍隊鍋の旨さに着目し、料理旅館として洗練された郷土料理へと昇華させたのが、創業400年余りの歴史を誇る老舗料理旅館「近又(きんまた)」です。明治40年代、近又の店主が猪肉を大皿の上に牡丹の花びらのように美しく盛り付け、出汁に地味噌を合わせて提供したことで、「ぼたん鍋」という優雅な名が全国へと知れ渡りました。
現在でも登録有形文化財の風情ある数寄屋造りで味わえる「近又」のぼたん鍋は、全国の食通から熱烈な口コミ評価を集めています。肉のカット技術から脂の甘み、後味のキレまで計算し尽くされた一杯は、一度は体験すべき歴史の傑作です。