子宮筋腫の手術費用は実際いくら?術式別の自己負担と抑える全手順
子宮筋腫の手術費用は実際いくら?術式別の自己負担と抑える全手順についての真相をお届けします。
子宮筋腫の手術費用は実際いくら?術式別の自己負担と抑える全手順とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
子宮筋腫の根治や症状改善を目的とした手術には、主に「開腹手術」「腹腔鏡下手術」「子宮鏡下手術」「子宮動脈塞栓術(UAE)」などの選択肢が存在します。筋腫の大きさ、発生部位(粘膜下・筋層内・漿膜下)、妊娠希望の有無によって術式が決定されますが、それぞれ必要となる医療技術や機材が異なるため、診療報酬点数にも明確な差が生じます。
以下の比較表は、2026年時点の一般的な保険診療(健康保険3割負担)を基準とした、各術式の総医療費、窓口自己負担額、入院期間の目安を整理したものです。
項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価腹腔鏡下手術
(核出術・全摘術)総医療費:約80万〜110万円
3割負担額:約24万〜33万円
入院期間:4〜6日間傷が小さく早期社会復帰が可能。高機能デバイス使用で点数はやや高め高額療養費制度を前提とすれば、開腹手術との実質支払差額は僅か。早期復職を目指す就労世代に最も選ばれる術式開腹手術
(核出術・全摘術)総医療費:約65万〜85万円
3割負担額:約20万〜26万円
入院期間:7〜10日間巨大筋腫や癒着が疑われる場合の確実な術式。入院日数は長くなる傾向手術単体の費用は腹腔鏡より抑えられますが、入院日数が伸びることで食事代や差額ベッド代の累計負担が増加する点に留意子宮鏡下手術
(経膣的切除)総医療費:約35万〜50万円
3割負担額:約11万〜15万円
入院期間:2〜3日間子宮腔内に突き出た粘膜下筋腫(比較的小型)に限定される低侵襲術式身体的・経済的負担ともに最も軽い術式。適応条件を満たす場合は最優先で検討される医療的メリットがあります子宮動脈塞栓術
(UAE)総医療費:約40万〜60万円
3割負担額:約12万〜18万円
入院期間:3〜4日間カテーテルで動脈を遮断し筋腫を兵糧攻めにする。保険適用には施設基準あり子宮を温存しつつ開腹を回避できる選択肢。ただし将来の妊娠希望者には慎重な判断が求められ、実施病院も限られます
開腹手術と平均入院費用を精査すると、手術料そのものは腹腔鏡下手術より低く設定されているものの、腹壁を大きく切開するため術後の疼痛管理や創部治癒に時間を要し、結果として入院日数が長引きます。一方で、腹腔鏡下手術の費用相場は特殊な内視鏡機器やエネルギーデバイスを使用するため総点数は上がりますが、入院期間が短縮されることでトータルの雑費支出を抑え込める側面を持ちます。
また、病変部のみを取り除く子宮筋腫核出術の保険適用と、子宮体部または頸部まで摘出する子宮全摘術の費用目安を比較した場合、手術の技術料自体に劇的な差はありません。むしろ、筋腫の個数や出血量、輸血の有無、全身麻酔の維持時間などが最終的な医療費を左右する要因となります。