センス・オブ・ワンダーの真の意味とは?心揺さぶる驚きと感性の正体

センス・オブ・ワンダーの真の意味とは?心揺さぶる驚きと感性の正体とはどのようなものなのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

この言葉が世界中で愛されるようになった背景には、大きく分けて「環境文学」と「SF小説」という2つの重要な源流が存在します。

一般的に最も広く知られている由来は、アメリカの女性海洋生物学者であり作家のレイチェル・カーソン(Rachel Carson)です。農薬の危険性をいち早く告発して環境運動の先駆けとなった著書『沈黙の春』で知られる彼女は、生涯の最後に小さなエッセイを残しました。それが、大甥の少年ロジャーと共にメイン州の豊かな森や海を散策した体験を綴った『センス・オブ・ワンダー』です。カーソンはこの中で、「子どもたちの生まれ持った感性を守り育てることの大切さ」を情熱的に語りかけました。

一方で、文学ジャンルの文脈における「センス・オブ・ワンダー」は、さらに遡る1930〜40年代のSF(サイエンス・フィクション)黄金期の批評用語として定着しました。未知のテクノロジーや異星文明、途方もない時空の広がりを描いた小説を読んだ読者が抱く、「知的な眩暈(めまい)と興奮」を表す合言葉として使われ始めたのです。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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