車検の代車ガソリンは満タン返却が常識?精算ルールとトラブル防止策

車検の代車ガソリンは満タン返却が常識?精算ルールとトラブル防止策について見逃せない 理由を厳選して解説いたします。

代車のガソリン給油にまつわる情報には、ネット上で誤った認識が広まっている領域が2つ存在します。それが「入れすぎた場合の返金」と「給油する燃料の種別」です。

過剰給油分の返金は原則不可

「代車に多めにガソリンを入れてしまった場合、差額は返金してもらえるのか」という問いに対し、結論から言えば金銭での返金対応は一切行われません。道路運送車両法および自動車点検基準に基づく代車貸出契約において、過剰に給油されたガソリンを買い取る義務や仕組みは店舗側に用意されていないためです。メーター半分で借りた代車を満タンにして返却したとしても、それは利用者の自主的な寄付(放棄)とみなされます。無駄な支出を防ぐには、出発時の貸出記録票で初期燃料レベルを正確に把握しておく必要があります。

油種間違い(誤給油)による重大な賠償責任

代車利用時に最も警戒すべきトラブルが、油種(燃料タイプ)の選択ミスです。普段ハイオク仕様の輸入車やスポーツカーに乗っているドライバーが、軽自動車の代車に習慣でハイオクを入れてしまう程度なら走行上の致命傷には至りません。しかし、最も危険なのは以下のパターンです。

  • ディーゼル車(軽油)にガソリンを誤給油:燃料噴射ポンプの焼き付きを引き起こし、エンジン停止に至る。
  • ガソリン車(レギュラー)に軽油を誤給油:不完全燃焼により点火プラグが失火し、白煙を上げて走行不能になる。

「軽自動車だから軽油だろう」という初心者の初歩的勘違いによる軽油給油トラブルは、現在でも頻発しています。誤給油に気づかずエンジンを始動した場合、燃料タンクの脱着洗浄、フューエルフィルター交換、インジェクター交換など20万円〜50万円以上の修理費用が全額自己負担として請求されます。代車の給油口裏にあるコーションラベルや車検証の「燃料の種類」欄を必ず目視確認してください。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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