赤ちゃんの予防接種後に38度の熱!受診の目安と正しい対処法
赤ちゃんの予防接種後に38度の熱!受診の目安と正しい対処法の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。
ワクチンを接種すると、体内では病原体の破片(抗原)に対してリンパ球や免疫細胞が活発に働き始めます。この過程で「サイトカイン」と呼ばれる生理活性物質が分泌され、脳の体温調節中枢を刺激するため、一時的な発熱が引き起こされます。つまり、ワクチン翌日に熱が出る理由は、赤ちゃんが将来重い感染症から身を守るための「免疫の記憶」を一生懸命に作っている証拠なのです。
特に乳幼児期に同時接種されることが多いワクチンのなかでも、肺炎球菌ワクチンの発熱確率は比較的高く、添付文書や臨床研究でも接種後翌日までに20〜30%程度の子どもに38度以上の発熱が見られることが報告されています。複数のワクチンを同時接種した場合でも、単独接種と比べて副反応の重症化リスクが高まるわけではないことが医学的に実証されていますが、発熱頻度はやや上がりやすい傾向にあります。