イカの唐揚げが爆発する理由とは?油跳ねを防ぎ身を柔らかく揚げる極意

イカの唐揚げが爆発する理由とは?油跳ねを防ぎ身を柔らかく揚げる極意について見逃せない 注意点を厳選して解説いたします。

調理中の鍋の中で起こるあの衝撃音の正体は、物理的な水蒸気爆発です。調理科学の研究データによると、水は液体から気体(水蒸気)へ相転移する際、体積が約1,700倍に急膨張します。イカは体組織の約80%が水分で構成されており、加熱によって身の内部で膨大な蒸気が発生します。

問題は、イカの表皮と筋肉層を包む強固なコラーゲン膜です。イカの胴体には外側と内側に計4層におよぶ薄皮が存在します。180℃前後の高温油に投入されると、外側の衣と薄皮が瞬時に熱凝固して強固な密閉カプセルを形成。逃げ場を失った水蒸気は内部で猛烈な高圧状態となり、耐圧限界を超えた瞬間に皮と衣を突き破って外部へ吹き飛びます。これが、イカ唐揚げ爆発の理由です。

さらに見落とされがちなのが、ゲソ(足)の吸盤内部に残留する水分です。吸盤の中は半球状の空洞になっており、洗ったときの水分や油が内部に閉じ込められやすい構造をしています。この空間内で急激な沸騰が起きると、まるで小型のポップコーンのように弾け飛び、高温の油を周囲数メートルに撒き散らす危険な事態を引き起こします。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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