富本銭はいつから教科書に?最古論争の真相と和同開珎との決定的違い

富本銭はいつから教科書に?最古論争の真相と和同開珎との決定的違いについての最新情報をお届けします。

Q1:富本銭は具体的に西暦何年の教科書から掲載が始まったのですか?
A1:高校の日本史教科書では発掘翌年の2000年〜2001年の検定版から注記などで順次掲載されました。義務教育である全国の中学校歴史教科書に一斉に掲載され、写真付きで大きく教えられるようになったのは、新学習指導要領が施行された2002年度(平成14年度)用の教科書からです。

Q2:現代の学校のテストで「日本最古の貨幣」を聞かれたらどう書けば正解ですか?
A2:定期テストでは各学校が採用している教科書の記述に準拠します。一般的には「公鋳の銅銭として最古=富本銭」「本格的に全国流通した貨幣=和同開珎」と書き分けられることが多く、問題文自体も「天武天皇の時代に造られた銅銭(正解:富本銭)」「708年に武蔵国から銅が献上されたのを機に造られた貨幣(正解:和同開珎)」のように、特定の貨幣を指す条件が指定されて出題されます。

Q3:富本銭と無文銀銭では、結局どちらのほうが古いのですか?
A3:出土した地層の年代や文献記録の精査から、無文銀銭のほうが富本銭よりも先行して存在していたというのが現在の定説です。無文銀銭は7世紀中葉(推古〜天智朝頃)から使用されていた実質価値を持つ銀塊貨幣であり、それに続いて7世紀後半(天武朝)に名目貨幣として富本銭が鋳造されました。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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