「あの時受診していれば…」インフル脳症の後悔と命の分かれ目

「あの時受診していれば…」インフル脳症の後悔と命の分かれ目に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。

Q1:インフルエンザ脳症の初期症状で、親が最も後悔しやすい見逃しサインは何ですか?
A1:最も多いのは「眠っているだけだと思っていたら、実は意識を失っていた(傾眠・昏睡)」というケースです。高熱で疲れて寝ているのか、脳の障害で反応が鈍くなっているのかを見分けるため、定期的に声をかけて目を開けさせ、親と視線が合うか、簡単な問いかけ(「お母さんの手はどっち?」「お水飲む?」)に正しく反応できるかを確認してください。

Q2:家にある市販の解熱鎮痛剤(ロキソニンやイブなど)を子どもに飲ませてしまいました。どうすればいいですか?
A2:ロキソプロフェンやイブプロフェンなどの成分は、小児のインフルエンザ時には推奨されておらず、重症化のリスクを高める懸念があります。直ちに服用させた薬のパッケージを確認し、かかりつけ医または救急外来に連絡して「いつ、何の薬を、何錠飲ませたか」を伝えて指示を仰いでください。決して自己判断で追加の薬を飲ませてはなりません。

Q3:インフルエンザワクチンを接種していても、脳症を発症することはありますか?
A3:ワクチンを接種していても脳症を発症する可能性はゼロではありません。ただし、ワクチン接種によって体内の抗体が迅速に働き、ウイルスの爆発的な増殖を抑制することで、脳症を引き起こすサイトカインストームの発生確率を大幅に下げる効果が確認されています。「打っていたからこそ軽症で済んだ」という事例も多く、最大の重症化予防策であることに変わりはありません。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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