炎上する空母飛龍と山口多聞の決断!深海5千メートルが語る真実
炎上する空母飛龍と山口多聞の決断!深海5千メートルが語る真実の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。
友軍空母が次々と爆発を起こし、海面が黒煙で覆われる。地獄絵図と化したミッドウェー沖で、第二航空戦隊を率いる山口多聞少将の眼光は曇らなかった。「飛龍を除く三艦被弾炎上中、飛龍はこれより航空戦を開始す」。打電された短い電文は、残された全将校と搭乗員たちを奮い立たせる号令となった。
すでに制空権を失いつつあった空へ、友永丈市大尉率いる第一次・第二次攻撃隊が飛び立つ。燃料タンクの片側が破損し、生還を期し得ない機体も混ざっていた。死地へ赴く部下たちを、山口と艦長の加来止男大佐は飛行甲板上で無言で見送ったという。結果として米軍の防空網を突破した攻撃隊はヨークタウンに致命傷を与えたが、飛龍自身の航空戦力も完全にすり減衰していった。残る攻撃機は数機。日没とともに、米艦載機の波状攻撃が飛龍の頭上へと殺到した。