肉桂とは?漢方とスパイスの効能、毛細血管の若返りと桂皮の違い
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歴史を遡れば、肉桂の効能は古くから人類に知られていた。明代の中国で李時珍が編纂した本草学の金字塔『本草綱目』において、肉桂は「命門の火を補い、百病を治す」と記され、身体の根源的な熱源を呼び覚ます最上級の生薬として位置づけられていた。
この東洋の知恵は日本にも渡り、明治から昭和にかけて日本の植物分類学の基礎を築いた牧野富太郎博士も、日本国内に自生するクスノキ科植物の研究を通じてその構造と薬効の連動性に深い関心を寄せていた。東洋の伝統知と近代植物学の交差点において、肉桂は常に重要な観察対象であり続けたのだ。