0120は本当に無料?スマホ発信の落とし穴と0570の罠を徹底解剖

0120は本当に無料?スマホ発信の落とし穴と0570の罠を徹底解剖とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

SNSや知恵袋などでは定期的に「0120にかけたのに通話料が請求された」「フリーダイヤルは罠だ」といった投稿が拡散されます。しかし、公的機関の通信約款およびNTTコミュニケーションズの公式規程上、0120の通話そのものが発信者に課金される事態は原理的に起こり得ません。では、なぜこうした「有料になった」という被害報告が後を絶たないのでしょうか。現場の生の声と請求トラブル事例を精査すると、3つの明確な原因が浮き彫りになります。

落とし穴1:自動音声ガイダンスによる「0570」への誘導・掛け直し

最も多いトラブルが、0570ナビダイヤルとの違いを認識しないまま番号を切り替えてしまうケースです。0120にかけた際、「混み合っているため別の回線でお繋ぎします」や「スマートフォンをご利用の方はこちらの番号へ」という音声案内が流れ、指定された0570番号へ自ら掛け直してしまったパターンです。この瞬間から無料通話は終了し、発信者課金の秒単位従量課金へと移行します。

落とし穴2:格安プレフィックス発信アプリによる誤発信

かつて格安SIMで多用された「通話料半額アプリ」(発信時に電話番号の先頭に特定のプレフィックス番号を付与する仕組み)や、サードパーティ製のIP電話アプリから0120を発信した場合です。プレフィックスが付加された0120発信は着信側システムでエラーとなり、接続できないか、アプリ側の有料通常通話として処理されるシステムトラブルが存在しました。現在では主要キャリアのVoLTE直接発信が主流となったため減少傾向にありますが、古い通話専用アプリを介した発信には注意が必要です。

落とし穴3:公衆電話における「10円玉投入」の勘違い

災害時やスマホのバッテリー切れ時に利用される公衆電話。0120公衆電話通話料も完全無料ですが、緑色・灰色の公衆電話から0120にかける際は「最初に10円硬貨またはテレホンカードを投入する」必要があります。これは交換機が受話器を上げた際の発信権限を確認するための仕様であり、通話終了後に10円玉はそのまま返却されます。しかし、「10円玉が吸い込まれた」「お金を取られた」と誤認する利用者が一定数存在し、ネット上の誤解を生む一因となっています。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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