お酒が飲めない人の呼び方は?下戸の由来と好印象な最新言い換え術
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では、お酒が飲めない人をなぜ「下戸」と呼ぶのでしょうか。その対義語である「上戸(じょうこ)」との違いには、日本の古代律令制度にまつわる深い歴史が隠されています。
起源は奈良時代から平安時代にかけて制定された「大宝律令」にまで遡ります。当時、朝廷は課税や労役のために各家庭を資産や家族の人数によって4つのランクに分類していました。もっとも家族が多く裕福な家を「大戸(たいこ)」、次いで「上戸」「中戸」、そしてもっとも資産や人手が少ない貧しい階層を「下戸」と定めたのです。
当時の婚礼や祝祭では、階級に応じて振る舞われるお酒の量が厳格に決められていました。裕福な「上戸」には8石(約1,440リットル)もの大量の酒が支給されたのに対し、最下層の「下戸」に配給されたのはわずか2石(約360リットル)程度でした。この制度から転じて、「たくさんのお酒を飲める家=上戸」「少ししかお酒を飲めない家=下戸」と呼ばれるようになり、やがて個人の飲酒能力そのものを指す言葉へと変化していったとされています。