そのデニム、宝物かも?リーバイスのタグで暴く製造年と真贋術

そのデニム、宝物かも?リーバイスのタグで暴く製造年と真贋術とは一体何なのか? 詳しい意味を整理してお届けします。

長年の洗濯や着用によって、ウエスト背面の紙パッチが跡形もなく破れ去っている個体は多い。「パッチがないから年代が分からない」と諦めるのは素人の早計だ。1970年代初頭から導入された「ケアタグ」こそが、パッチ不在の暗闇を照らす灯台となる。

初期のケアタグはポケットのスレーキ(内袋)に直接スタンプされていた。やがて内側のサイドシームに白く細長いタグが挟み込まれるようになり、収縮率を示す「SHRINKS APPROX. 3%」や「10%」といった表記の変遷が年代ごとの特徴を語り始める。1980年代後半から1990年代にかけてはタグの素材自体が不織布からツルツルとしたナイロンへと移行し、フォントの太さや注意書きの言語表記も細かく枝分かれしていく。指先の感触、光にかざしたときの透け感。繊維の質感そのものが、デジタルでは再現できない年代測定器なのだ。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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