なぜコーギーの尻尾を切るのか?断尾の歴史と最新の動物福祉事情
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日本国内で広く認知されている一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)の血統書基準も、長らく短尾を支持してきた。ショーリングで評価される「理想的な体型」に尾の有無が含まれていたため、ブリーダーは生後数日の子犬にハサミを入れてきた経緯がある。見た目の美しさと血統の純正さを保つことが、市場価値に直結していたからだ。
ここで整理しておきたいのが、コーギーには明確な2つの血統が存在する点だ。尾が短く切られることが多いウェルシュ・コーギー・ペンブロークと、元々フサフサとした長い尾を持つウェルシュ・コーギー・カーディガンである。前者は遺伝的に尾が短く生まれる個体も一部存在するが、市場に出回る多くの個体は後天的な処置によるものだ。対照的に後者は、伝統的に尾を残すスタイルが主流であり、両者の歴史的ルーツの違いが際立っている。