四次方程式の解の公式は実在する?使われない驚きの理由と導出の真実

四次方程式の解の公式は実在する?使われない驚きの理由と導出の真実についての最新情報を徹底解説します。

理論上は完璧に解ける四次方程式ですが、四次方程式の解の公式が使われない理由は、実際にその公式を完全に展開したときの「絶望的な式量」にあります。

二次方程式の解の公式であれば、ノートの隅に1行で書くことができます。しかし、四次方程式の一般解を係数 $a, b, c, d$ だけで完全に書き下そうとすると、無数の三乗根と平方根が幾重にもネスト(入れ子)構造を形成し、数式変形を展開した文字列は数千文字から1万文字以上に膨れ上がります。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価二次方程式の公式項数:約3項
文字数:20〜30文字程度中学数学で全員が暗記手計算・実務ともに極めて実用的三次方程式(カルダノ)展開式:数十行〜半ページ
根号の二重入れ子大学数学科で導出を学習実数解でも虚数が出る「還元不能」問題があり実務では敬遠四次方程式(フェラーリ)展開式:A4用紙2〜4ページ分
根号の三重入れ子数式処理ソフト(Mathematica等)のみが出力人間が暗記・手計算するのは事実上不可能。浮動小数点の桁落ちも深刻数値計算法(現代実務)反復回数:通常10〜30回
ミリ秒未満で収束工学・CG・物理シミュレーションの標準ニュートン法やコンパニオン行列の固有値計算が圧倒的に高速かつ堅牢

さらに深刻なのが「還元不能(casus irreducibilis)」と呼ばれる現象です。四次方程式が相異なる4つの実数解を持つ場合であっても、途中のカルダノの公式を経由する過程で必ず「負の数の平方根(虚数 $i$)」が現れます。複素数を経由しなければ実数解にたどり着けない構造になっており、数式処理ソフトで計算させても極めて扱いづらい複素数表示になってしまうのです。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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