安倍元首相銃撃とTwitter:あの日タイムラインで起きた激動の真相

安倍元首相銃撃とTwitter:あの日タイムラインで起きた激動の真相の概要と注目ポイントを徹底的にカバーしました。

事件発生から数日後、ネット上の言説空間に決定的な転換点が訪れます。犯行当日に逮捕された山上徹也のTwitterアカウント(「@silent_hill333」)の存在が特定されたことです。2019年10月から投稿が続けられていたそのアカウントには、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)によって家庭が崩壊したことへの深い怨嗟、母親の多額献金による破産、そして自らの過酷な生い立ちに対する独白が克明に綴られていました。

このアカウントの発見を機に、安倍晋三銃撃に対するネットの反応は劇的な二極化を見せ始めました。それまでタイムラインを支配していた「民主主義の根幹を揺るがすテロへの絶対的弾劾」という一本化された怒りに対し、教団問題や「宗教2世」の置かれた過酷な境遇への共感、さらには政治と宗教の癒着構造に対する批判が急速に流入したのです。

SNS上では「どんな理由があろうと人命を奪う凶行は断じて肯定できない」という法秩序の原則論と、「この手段でしか社会に声を届けることができなかった絶望」を語る声が激突しました。タイムラインは単なる事件の追悼にとどまらず、日本社会が長年放置してきた社会的孤立やカルト被害という暗部を抉り出す言論の主戦場へと塗り替えられていきました。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest