ビスケットサンドアイスが売ってない?販売店と真相を徹底解剖
ビスケットサンドアイスが売ってない?販売店と真相を徹底解剖の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
店頭から姿を消したように感じられる背景には、アイスクリーム流通における特有の構造的問題が存在します。決して需要が落ちたわけではなく、むしろ激しい売り場争奪戦が関係しています。
第1の要因は、コンビニエンスストアにおける新商品サイクルの超高速化です。主要コンビニチェーンのアイスコーナーでは、毎週のように新商品や期間限定フレーバーが投入されます。限られた冷凍ショーケースのスペースを奪い合う中で、定番商品であっても回転率の波によって一時的に棚から外される「棚落ち」が頻繁に発生します。
第2の要因として挙げられるのが、季節ごとの需要変動と発注優先度の変化です。春夏のハイシーズンには氷菓や爽快感のあるシャーベット系が優先され、秋冬には濃厚なチョコレートやモナカ系が前面に押し出されます。通年商品であるビスケットサンドアイスは、この季節ごとの棚替えの狭間で発注が見送られるケースがあるのです。
第3の要因は、地域やチェーンごとの仕入れ基準の差異です。森永乳業・森永製菓の流通データや現場の仕入れ担当者の証言によると、特定の流通グループでは常時定番としてラインナップされている一方、別のチェーンではスポット仕入れ(不定期入荷)に留まるなど、店舗ごとの取り扱い方針に明確な差が生じています。