ツーシームとは?打てない理由と握り方・他球種との違いをプロが徹底解説
ツーシームとは?打てない理由と握り方・他球種との違いをプロが徹底解説についての疑問解決ガイドをご紹介します。
ツーシームの威力を語る上で外せないのが、日米で伝説的な実績を残した投手たちの投球術です。
広島東洋カープやニューヨーク・ヤンキースで活躍した黒田博樹氏は、ツーシームを世界最高峰のレベルに昇華させたパイオニアです。右打者の外角ボールゾーンからストライクゾーンに入れる「バックドア」、内角のボールゾーンからストライクへ入れる「フロントドア」を自在に操り、メジャーの強打者を翻弄しました。当時の特番インタビューや自著・手記で語られた『直球を捨てる勇気が投球の幅を広げた』という生の告白は、多くの後進投手に衝撃を与えました。
また、横浜DeNAベイスターズの守護神・山﨑康晃投手が投げる「亜細亜大学仕込みのツーシーム(シンカー系)」は、直球の軌道からブレーキがかかって急激に落ちる落差を持ち、幾度となく空振りと試合終了のゴロを奪ってきました。
さらにメジャーリーグでは、かつてボルチモア・オリオールズ等で活躍したザック・ブリットン投手が時速155kmを超える超高速ツーシーム(シンカー)一本でゴロ率80%弱という驚異的な数値を叩き出しました。現代でも大谷翔平選手が時速160km超のいわゆる「ターボシンカー」としてツーシーム系の速球を操り、世界の野球界のトレンドをリードしています。