首や脇のしこりは悪性リンパ腫?写真でわかる良性との違いと特徴を徹底解説

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「異変を感じたが、最初にどの診療科のドアを叩けばいいのか分からない」という迷いも、受診を躊躇させる大きな障壁です。何科を受診すべきかの結論は、しこりの出現部位によって初診の窓口が分かれます。

しこりが首の周辺(耳の下、顎の下、首筋)にある場合は、「耳鼻咽喉科(頭頸部外科)」が最適なファーストステップとなります。耳鼻咽喉科医は頸部リンパ節の超音波(エコー)検査に極めて精通しており、ファイバースコープを用いて上咽頭や扁桃など原発巣となり得る領域をその場で詳細に確認できるためです。一方、鎖骨の上、脇の下、鼠径部など全身のリンパ節に腫れがある場合や、発熱・寝汗などの全身症状を伴う場合は、「一般内科」または最初から「血液内科」を標榜する総合病院を選択するのが合理的です。クリニックを受診した場合でも、悪性が疑われれば速やかに地域中核病院の血液内科へと紹介状が発行されます。

最終的な鑑別を担う血液内科検査の流れは、段階的かつ緻密に構成されています。

初診時には丁寧な触診に加え、超音波検査と血液検査が実施されます。血液検査では一般的な血算(白血球数や貧血の有無)だけでなく、LDH(乳酸脱水素酵素)や可溶性IL-2レセプター(sIL-2R)といった、リンパ腫細胞の活動性を反映する特異的な腫瘍マーカーが測定されます。ただし、これらは早期のリンパ腫では正常値を示すことも多く、血液データが正常だからといって病気を完全に否定することはできません。

エコーやCT検査で悪性の疑いが濃くなった場合、確定診断のために避けて通れないのが「生検(病理組織検査)」です。局所麻酔または全身麻酔下で腫大したリンパ節を外科的に1個丸ごと摘出し、顕微鏡下で細胞の形態や免疫染色を行う検査です。悪性リンパ腫にはホジキンリンパ腫や非ホジキンリンパ腫(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫など)を含め100種類以上の微小な病型が存在し、型によって治療方針や抗がん剤の種類、予後が根本から異なります。穿刺吸引細胞診(針を刺して細胞を吸い出す検査)だけでは構築構造が把握できず誤診のリスクがあるため、組織を塊として採取するリンパ節生検こそが、診断と治療戦略決定における唯一無二のゴールドスタンダードとなります。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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