ふかし壁とは?後悔しない厚みの目安とテレビ配線をプロが徹底解説!

ふかし壁とは?後悔しない厚みの目安とテレビ配線をプロが徹底解説!に関する基本知識を徹底的にまとめました。詳細を読もうことができます。

現代のインテリアデザインにおいて、ふかし壁は単なる配管隠しを超え、住空間のグレードを跳ね上げる「見せ場」として機能しています。設計現場で特に採用率の高い3大活用メソッドを解説します。

第一に、リビングの主役となるテレビの壁掛け・隠蔽配線です。従来の壁に大型テレビを壁掛けする場合、電源コードやHDMIケーブルが露出したり、配線カバー(モール)で目立ってしまう課題がありました。ふかし壁を設けて壁内にCD管(配管用パイプ)を通すことで、テレビ背面からAVボードやコンセントまで完全なノンコード化が実現し、まるで一枚のアートパネルのようにテレビを設置できます。

第二に、光のグラデーションで上質感を演出する間接照明・コーニス照明との融合です。ふかし壁の上部や下部に数センチの隙間(スリット)を意図的に空け、そこにライン照明(建築化照明)を仕込むことで、天井や床へ向かって柔らかな光が広がります。陰影が際立つことで、部屋全体に驚くほどの奥行き感が生まれます。

第三に、壁面をくり抜いて作るニッチ収納・造作の自由度です。通常の内壁(厚み約100mm〜130mm程度)では柱や筋交いが干渉して深いニッチを作れませんが、ふかし壁によって壁厚を広げれば、玄関のディスプレイスペース、キッチンのスパイスニッチ、洗面室の埋め込み収納ボックスなどをミリ単位で美しく収めることが可能です。

壁面の表面には、アクセントクロスはもちろん、タイルや木リブパネル、調湿機能を持つエコカラットなどのクロス・仕上げ材を組み合わせることで、空間全体の意匠密度が飛躍的に高まります。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest