西郷隆盛と坂本龍馬の真実|盟友か政敵か?暗殺黒幕説と絆の真相
西郷隆盛と坂本龍馬の真実|盟友か政敵か?暗殺黒幕説と絆の真相についての真相をご紹介します。
犬猿の仲であった薩摩藩と長州藩を結びつけた薩長同盟の仲介理由には、龍馬の卓越したビジネス感覚と、西郷率いる薩摩藩の実利的な軍事戦略が合致した背景があります。
当時、長州藩は禁門の変以降、幕府から朝敵とみなされ兵器の購入ルートを完全に断たれていました。一方の薩摩藩は、兵糧米の不足に直面していました。龍馬は長崎に設立した日本初の商社「亀山社中(のちの海援隊)」をプラットフォームとし、薩摩名義でイギリスのグラバー商会から最新鋭のミニエー銃や軍艦「ユニオン号」を購入して長州へ流し、返礼として長州から薩摩へ米を輸送する取引を成立させました。
西郷をはじめとする薩摩藩首脳陣が脱藩浪士の集団に過ぎない亀山社中へ資金・住居を惜しみなく提供したのは、政治的・軍事的な膠着状態を打破するための「実利的なパートナー」として龍馬を不可欠と判断したためです。慶応2年(1866年)1月、京都の薩摩藩邸で結ばれた薩長盟約の裏判には、龍馬が朱筆で署名し、両藩の歴史的提携の証人となりました。