森ビル一族の家系図と総資産!兄弟分裂の真相から後継者の現在まで
森ビル一族の家系図と総資産!兄弟分裂の真相から後継者の現在までの概要と注目ポイントを一挙に解説しました。
現在、森ビル一族を取り巻く経営体制は、2社で大きく異なる道を歩んでいます。
森ビル:辻慎吾社長による強固なプロ経営者体制
森稔氏の死後、森ビルのトップを務めているのは東京大学大学院工学系研究科出身の生え抜きである辻慎吾(つじ・しんご)代表取締役社長です。辻社長は森稔氏のビジョンを完全に継承しながら、虎ノ門ヒルズエリアの拡張や麻布台ヒルズの完成を指揮し、経営基盤を強固なものにしました。
株主構成においては、森稔氏の遺族(妻・佳子氏ら)をはじめとする創業家資産管理会社が大株主として一定の議決権を保持していますが、日常の事業運営については辻社長を中心とする専門経営陣に委ねられており、「所有と経営の分離」が高度に機能しています。
森トラスト:娘・伊達美和子社長へのスムーズな事業承継
一方、森章氏が率いる森トラストは、章氏の娘である伊達美和子(だて・みわこ)氏が2016年に代表取締役社長に就任し、見事な世襲承継を果たしました。聖心女子大学文学部、慶應義塾大学大学院を修了後、長田組土木を経て森ビル開発(現・森トラスト)に入社した美和子氏は、外資系高級ホテルの誘致(マリオット、エディションなど)を次々と成功させ、観光・ラグジュアリー事業の柱を打ち立てました。
森章氏は会長として後方から支えつつ、伊達美和子氏が独自の感性で新時代の不動産トラストを牽引しており、ファミリービジネスの成功モデルとして財界からも高く評価されています。