妖怪しっとるケとは?ひょうきん族が生んだ明石家さんま伝説の怪人
妖怪しっとるケとは?ひょうきん族が生んだ明石家さんま伝説の怪人とは一体何なのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。
1980年代前半、日本のテレビ界では「土8戦争」と呼ばれる熾烈な視聴率争いが繰り広げられていました。絶対王者として君臨していたTBS系『8時だョ!全員集合』に対抗すべく、フジテレビが総力を挙げて立ち上げたのが『オレたちひょうきん族』です。その中心企画であったパロディドラマ「THE TAKECHAN-MAN(タケちゃんマン)」において、主役のタケちゃんマン(ビートたけし)に対峙する悪役・怪人役として登場したのが「妖怪しっとるケ」でした。
妖怪しっとるケの外見的特徴は、一度見たら忘れられない強烈なインパクトを放っています。白髪交じりのざんばら髪に、何重にも垂れ下がった不気味な皮膚の質感、そしてどこか哀愁を漂わせる着ぐるみ姿。しかし、ひとたび動き出せば、明石家さんま特有の圧倒的なマシンガントークと甲高い笑い声がスタジオを支配しました。
キャラクターの最大の特徴は、世の中のありとあらゆる「うわさ話」や「下世話な情報」を知り尽くしているという設定です。悪事を働く怪人でありながら、どこか憎めず、お茶の間の誰もが知っている世間話を持ち出してはタケちゃんマンや周囲を煙に巻くという、これまでにない新しいアンチヒーロー像を提示しました。