走ると息苦しいのは病気?運動誘発性喘息セルフチェックと最新治療
走ると息苦しいのは病気?運動誘発性喘息セルフチェックと最新治療の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
Q1:水泳をするときは全く苦しくないのに、マラソンだと激しい咳が出るのはなぜですか?
A1:プールサイドは湿度が高く、吸い込む空気が十分に湿っているため、気道粘膜からの水分蒸発がほとんど起こらないからです。一方、屋外のマラソンや陸上競技、冬場のスケートやクロスカントリースキーなどは、乾燥した冷気を大量に吸い込むため、運動誘発性喘息が最も誘発されやすい運動環境と言えます。
Q2:吸入薬を一度使い始めると、一生使い続けなければならなくなりますか?
A2:一生涯依存するわけではありません。基礎に慢性気管支喘息がない単独のEIB(運動誘発性気管支攣縮)であれば、運動前の予防吸入のみでコントロール可能です。また、基礎喘息がある場合でも、吸入ステロイド等で気道の慢性炎症を数ヶ月〜数年かけて沈静化させれば、気道過敏性が低下し、薬の減量や休薬に至るケースは臨床現場で日常的に見られます。
Q3:ピークフローメーターは個人でも購入して測定できますか?
A3:医療機器専門のオンラインショップや調剤薬局などで数千円程度で購入可能です。運動直前と、運動終了後10分後の最大呼気速度(息を一気に吹き込む力)を測定・記録し、運動後に10%以上の数値低下が確認できれば、呼吸器内科を受診した際の極めて有力な診断材料となります。