ムカデに刺されたら冷やすな?激痛を鎮める最新対処法と薬の選び方
ムカデに刺されたら冷やすな?激痛を鎮める最新対処法と薬の選び方についての真相をお届けします。
ムカデに刺された瞬間の痛みは、蜂やアブとは比較にならないほどの破壊力を持ちます。皮膚を切り裂かれたような鋭い痛覚刺激から始まり、数分後には周囲が真っ赤に発赤し、脈拍に合わせてズキズキと響く拍動性の激痛へと移行します。
通常、この激痛のピークは刺されてから数時間〜24時間程度継続します。夜間に刺された場合、痛みのあまり朝まで一睡もできないケースが珍しくありません。24時間を経過すると鋭い痛みは徐々に鈍い痛痒さへと変化しますが、それに反比例して局所の腫れが本格化します。足の甲や指先を刺された場合、足首やふくらはぎまで象の足のようにパンパンに腫れ上がり、靴が入らなくなる事例も頻発します。
腫れが完全に落ち着くまでの期間は、適切な初期治療を行っていれば約1週間から10日が一般的な経過です。しかし、刺傷から数日後に現れる遅延型アレルギー反応によって、猛烈なかゆみと硬いしこり(硬結)が形成される場合があります。「痛みは引いたのに、2週間経っても患部が熱を持ってかゆくてたまらない」と訴える患者の多くは、体内の免疫細胞が皮下に残存した毒素の残渣に対して過剰に抗体反応を起こしている状態です。無意識に掻き壊してしまうと、黄色ブドウ球菌などが二次感染して蜂窩織炎(ほうかしきえん)を併発し、完治まで1ヶ月以上を要する重篤な皮膚トラブルへ発展するため、早期の抗炎症対策が不可欠です。