「同じ」を表す点々「〃」の向きはどっち?ノノ点の正しい書き方とマナー
「同じ」を表す点々「〃」の向きはどっち?ノノ点の正しい書き方とマナーについての真相をお届けします。
就職活動や転職活動の現場において、多くのキャリアアドバイザーや採用担当者が口を揃えて指摘するのが「履歴書における同上記号の扱い」です。結論から言うと、履歴書や職務経歴書などの応募書類で「〃」を使用することは厳禁です。
人事担当者の目線から見ると、履歴書は公的な応募書類であり、応募者の熱意や丁寧さ、最低限のビジネスリテラシーを測るリトマス試験紙です。学歴欄や職歴欄、あるいは現住所と緊急連絡先が同一である場合などに「〃」を使って省略すると、「労力を惜しんでいる」「雑な性格である」「書類作成の基本マナーを知らない」という極めてネガティブな評価を下される要因になります。
住所欄などでどうしても同一内容を示したい場合は、記号ではなく漢字で「同上」と丁寧に記載するのが最低限のルールです。さらに職歴欄や学歴欄では、「同上」すら用いず、「株式会社〇〇〇〇 退職」のように法人名や学校名を正式名称で繰り返し記載することが、採用現場における最高位の敬意表現とされています。
【プロの結論】「ノノ点」を使って良い場面・避けるべき場面の明確な判断基準
社会人として恥をかかないために、ノノ点(〃)を活用すべき場面と絶対に避けるべき場面の境界線を明確に定めておきましょう。
【ノノ点を使っても良い場面(推奨)】
・自分用の手帳、講義ノート、読書メモの筆記記録
・社内のホワイトボードを使ったブレインストーミングや作業タスク整理
・個人で管理する簡易的な入出荷台帳や日報の手書き下書き
・店舗の在庫棚卸表など、視認性と筆記スピードが最優先される現場作業
【ノノ点を避けるべき場面(厳禁)】
・採用選考に提出する履歴書、職務経歴書、エントリーシート
・社外の取引先へ提出する見積書、納品書、請求書、契約書関係
・役所や金融機関へ提出する公的申請書類・登記書類
・冠婚葬祭の芳名帳や案内状などのフォーマルな記名
効率化を求めるプライベートな場面ではノノ点は強力な武器となりますが、他者への敬意や正確性が問われる対外的な文書では「略さず正式に書く」ことこそが最も確実なリスク管理です。