さくらももこさんの晩年と闘病の真相|最期まで描き続けた情熱と今
さくらももこさんの晩年と闘病の真相|最期まで描き続けた情熱と今の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。
さくらももこさんの命を奪ったのは乳がんでした。公表された情報によると、亡くなる約10年前からがんと向き合い、入退院や治療を繰り返しながら執筆活動を続けていたとされています。
闘病の事実は、ごく限られた家族や最側近のスタッフ、親しい医療関係者以外には完全に伏せられていました。仕事関係者はおろか、長年アニメでまる子役を務めた声優のTARAKOさんでさえ、病気の進行を知らされていませんでした。
なぜ、そこまで徹底して病を隠し通したのでしょうか。その背景には、さくらさんが生涯貫き通した「作家としての美学とプロ意識」がありました。
さくらさんは生前から「自分の作品を通じて、みんなにただ純粋に笑って楽しんでほしい」という想いを強く抱いていました。闘病中であることが知られれば、読者や視聴者はまる子の日常を見るときにどうしても「病気と戦う作者」の影を感じてしまいます。子どもたちに余計な心配をかけさせたくない、作品から生まれる笑いに影を落としたくない――その純粋な祈りにも似た優しさが、過酷な闘病をひた隠しにさせた最大の理由でした。