新大久保ハラルフードの激変と現在|イスラム横丁の真実を徹底追跡
新大久保ハラルフードの激変と現在|イスラム横丁の真実を徹底追跡の要点や背景をコンパクトにまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。
食材調達だけでなく、現地さながらの調理技術を堪能できる新大久保ハラルレストラン人気の熱気も見逃せない。
イスラム横丁のランドマーク的存在である新大久保グリーンナスコに隣接する「ナスコフードコート」は、新大久保ビリヤニ名店として全国にその名を轟かせている。店頭の巨大な寸胴鍋から盛り付けられるマトンビリヤニは、幾重にも重なるスパイスの芳香と、ホロホロに煮崩れる羊肉の旨味がバスマティライス一粒一粒に染み渡り、一口で現地の屋台へと意識をトリップさせる。
また、路地裏の雑居ビル2階にある「サルサビール」や「シディーク」などの名店では、日本人向けに過度に甘く調整されたバターチキンとは一線を画す、青唐辛子とショウガがガツンと効いたパキスタン・北インド仕様のカリーが提供される。金曜日の礼拝(ジュムア)前後になると、モスク帰りのムスリムたちが白い伝統衣装(クルタ)を身にまとい、仲間とともに大皿のプラオやロティを囲む。その空間には、観光地化された施設では決して味わえない、本物の共同体の熱と豊かな寛容さが息づいている。