伯備線・美袋駅が人を惹きつける理由|大正木造駅舎と歴史の真実
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鉄道愛好家や映画ファンの間でまことしやかに囁かれるのが「美袋駅は有名映画やドラマのロケ地なのではないか?」という噂です。SNSや個人ブログでは、横溝正史原作の映画『八つ墓村』や名作ドラマの舞台になったとする記述が散見されます。
結論から言えば、『八つ墓村』の鉄道シーンの主舞台として有名なのは同じ伯備線の新見市周辺(備中神代駅や布原駅周辺)であり、美袋駅がメイン舞台として大々的に使用された記録はありません。
ただし、美袋駅が「映像作品と無縁」かといえば全くの逆です。あさのあつこ原作の映画『バッテリー』(2007年公開・林遣都主演)の岡山ロケをはじめ、昭和の原風景を必要とする地方CM、ドキュメンタリー番組、旅情あふれるグラフィック広告の撮影地として頻繁にロケハン対象となり、実際に背景として映像に収められてきました。インターネット上の噂は、伯備線の他駅のロケ実績と、美袋駅の放つ圧倒的な「昭和・大正のセット感」が混同された結果生じたものです。