昭和の巨星・萬屋錦之介!時代劇を塗り替えた名演と最新配信情報

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名実ともに役者としての至高の到達点となったのが、巨匠・内田吐夢監督と組み上げた全5部作の映画『宮本武蔵』である。単なる無敵の剣豪という英雄像を脱ぎ捨て、己の愚かさや孤独に身を悶えさせながら剣の道を這い進む泥臭い人間・武蔵。錦之介はまさに命を削るような執念でこの大役に挑んだ。

屈指の名場面である一乗寺下がり松の決闘シーン。泥にまみれ、息を荒らげ、なりふり構わず大勢の敵を切り伏せていく壮絶な立ち回りは、邦画史上に残る伝説となった。VFXもCGも存在しない時代、生身の肉体と真剣さながらの殺気が激突する緊迫感は、鑑賞する者の息の根を止めるほどの迫力を放つ。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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