「西の西陣、東の桐生」の真価とは?桐生織物の歴史と7大技法を解剖

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桐生織の最大の特徴は、単一の織り方に限定されず、多種多様な織り組織を自在に操る点にあります。国の伝統的工芸品として指定されている技法は、以下の「7つの代表的技法」に分類されます。

① お召織(おめしおり)
強撚糸(強く撚りをかけた糸)を経糸や緯糸に使い、湯揉みによって生地表面に細かな「シボ(凹凸)」を出す先染め縮緬織物。サラリとした風合いと上品な光沢が特徴です。

② 緯錦(ぬきにしき)
緯糸(よこいと)を多彩に使って文様を織り出す重厚な織物。金銀糸や色糸をふんだんに交差させ、立体感と華やかさを表現します。

③ 経錦(たてにしき)
経糸(たていと)で緻密な地紋や図柄を表現する古代由来の高度な技法。多色の経糸を緻密に整経する必要があり、熟練の職人技が要求されます。

④ 風通織(ふうつうおり)
表と裏で異なる色糸を使い、二重組織にして文様を織り出す技法。表と裏で絵柄の色が反転し、生地の間に空気が通るような袋状の構造になります。

⑤ 浮紋織(うきもんおり)
地組織の上に別の色糸を浮かせて刺繍のような立体的な模様を作り出す織物。光の当たる角度によって文様がくっきりと浮かび上がります。

⑥ 経絣紋織(たてかすりもんおり)
あらかじめ部分的に染色した経糸を用いて、かすり模様と繊細な紋織りを融合させた格調高い技法です。

⑦ もじり織(もじりおり)
隣り合う経糸を交差させながら緯糸を打ち込み、隙間(目)を作る技法。「絽(ろ)」や「紗(しゃ)」などに代表され、夏の着物や帯に涼やかな透け感をもたらします。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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