ハゼノキの実は触ると危険?かぶれの真相と和ろうそく原料の知られざる力
ハゼノキの実は触ると危険?かぶれの真相と和ろうそく原料の知られざる力に関する詳細情報を詳しくまとめました。最新データをご確認ください。
野山でウルシ科の植物に出会った際、最も混同しやすいのが「ハゼノキ」と「ヤマウルシ」です。どちらも触れるとかぶれを引き起こしますが、自生環境や実・葉の形態に明確な違いがあります。
最も確実な識別ポイントは実の表面に毛が生えているかどうかと葉の毛の有無です。
- ハゼノキ(櫨の木): 果実は直径約1cmの扁平な球形で、表面に毛がなくツルツルとした光沢のある黄褐色。房状に垂れ下がって実をつけます。葉も両面ともに無毛で、表面には艶があり、小葉の縁は滑らか(全縁)です。主に西日本を中心とした温暖な山野や公園、生垣に多く見られます。
- ヤマウルシ(山漆): 果実の表面に黄褐色の細かな刺毛(毛)が密生しているのが最大の特徴です。葉の柄や裏面の葉脈上にも細かな毛が生えており、触れるとざらつきを感じます。ハゼノキよりも寒冷地を好み、全国の山地や雑木林に自生しています。
秋の紅葉もハゼノキは燃えるような鮮烈な赤紫〜赤色になるのに対し、ヤマウルシは赤から橙色へとグラデーションを見せます。野外で「表面がつるんとした薄茶色の実が垂れ下がっている」場合はハゼノキである可能性が極めて高いと判断できます。