なぜ原付二種が選ばれるのか?新基準原付との決定打と維持費の真相
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日本国内の二輪市場を激震させたのが、いわゆる50cc原付生産終了の理由です。背景には、国際基準と調和した「令和2年排出ガス規制(欧州のユーロ5相当)」の全面適用があります。排気量が極めて小さい50ccエンジンにおいて、有害物質を浄化する触媒を適正温度まで素早く加熱・維持する技術的ハードルは極めて高く、車両価格を大幅に跳ね上げなければ規制クリアが困難な状況に陥りました。メーカー各社が採算性の観点から開発・継続生産の断念を決定したのが構造的な真相です。
警察庁および国土交通省が主導した2026年最新法改正ニュースにより、総排気量125cc以下の車両であっても最高出力を4.0kW(約5.4馬力)以下に制御した車両を「新基準原付」と位置づけ、従来の原付免許や普通自動車免許の付帯免許で運転できるよう制度化されました。外見やエンジン本体は125ccクラスと共通化されつつも、出力が電子制御等で厳格にデチューンされています。
ここで多くのユーザーが混同しやすいのが、新基準原付との違いです。車体サイズが同じであっても、交通法規上の扱いは天と地ほどの開きがあります。新基準原付はあくまで従来の原付一種の枠組みを踏襲しているため、法定速度30km/h規制、片側3車線以上の交差点における二段階右折義務、そして二人乗り(タンデム)の禁止が課されます。一方、本来のフルパワーを発揮できる「原付二種」にはこうした規制が適用されません。