東海北陸自動車道の罠?2026年雪道規制と4車線化の真相を追う

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東海北陸自動車道の最大の土木モニュメントであり、同時に最大の心理的プレッシャー区間となるのが、全長10,710メートルを誇る「飛騨トンネル」です。道路トンネルとしては山手トンネル、関越トンネルに次ぐ日本国内第3位の長さを誇ります。

このトンネルを走る上で最も警戒すべきは、ドライバーを無自覚に襲う「トンネル催眠現象(高速催眠)」と速度感覚の麻痺です。単調な照明と閉鎖空間が約10分間にわたって続くため、無意識にアクセルを踏み込みすぎて法定速度を大幅に超過したり、逆に視界狭窄から極端に速度を落として後続車の接近を招いたりするトラブルが多発しています。さらに、危険物積載車両の通行が全面的に禁止されている点もプロドライバーの基本常識です。そして最大の罠は「トンネル出口の別世界」にあります。飛騨清見側が小雨や曇りであっても、白川郷側に出た瞬間、強烈な横風を伴う猛吹雪に見舞われ、急ブレーキを踏んでスピンする事故が後を絶ちません。

一方、ロングドライブのオアシスとなる休憩施設にも極端な二面性があります。

岐阜県最南端に位置する川島ハイウェイオアシスは、一般道(河川環境楽園)と直結した巨大レジャー施設となっており、休日は午前10時を過ぎると本線流入路付近まで駐車場待ちの車列が伸びるほどの混雑を記録します。スマートICを利用した出入りも集中するため、通過目的のドライバーは最左翼車線のノロノロ運転に巻き込まれないよう車線選択が欠かせません。

対照的に、標高860mに位置するひるがの高原SAは、絶景の大日ヶ岳を望むドライバーの必須補給地点です。「ひるがの高原牛乳」を使用した濃厚なソフトクリームやご当地ケイちゃん定食が絶大な人気を誇る一方、冬場は施設全体が氷点下の極寒地帯と化します。駐車スペース自体が圧雪・凍結路面であることも多く、車から降りた瞬間の転倒事故が多発しています。防寒具を着ずに車外へ出ると数分で体温を奪われるため、サービスエリア内の移動であっても完全な冬装備が不可欠です。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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