枕草子「二月つごもりごろに」品詞分解とテスト対策・現代語訳

枕草子「二月つごもりごろに」品詞分解とテスト対策・現代語訳の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。

古典読解の難所であり、テストでも頻繁に問われるのが敬語表現から主語を割り出す作業です。この章段には身分関係がはっきりと反映されています。

1. 「参らせよ」(謙譲語)
主殿司(下級役人)が発した言葉です。手紙を差し出す先は中宮サロン側であるため、受け取る高貴な身分(中宮定子や女房たち)に対する謙譲語となります。

2. 「御手(みて)」(尊敬語)
手紙の筆跡を指す言葉です。手紙を書いた主である藤原公任(宰相)への敬意が込められています。

3. 「問はせ給ふ」(二重尊敬・最高敬語)
動詞「問ふ」の未然形に、尊敬の助動詞「す」と尊敬の補助動詞「給ふ」が重なった最高敬語です。この動作を行う人物は、作中で最も身分の高い中宮定子に他なりません。主語の省略を見抜く際、この「せ給ふ」の形が決定的な根拠になります。

4. 「問ひ騒ぎ給ひける」(尊敬語)
返事を受け取った藤原公任をはじめとする貴族(上達部・殿上人たち)の動作に対する敬意表現です。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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