Smapと山口一郎の魂の共鳴|名曲誕生の舞台裏と熱き交友秘話

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山口一郎がSMAPに提供した楽曲は、2010年のアルバム『We are SMAP!』に収録された「Magic Time」と、2012年に48枚目のシングルとしてリリースされた「Moment」の2曲です。いずれも作詞・作曲を山口自身が手掛け、編曲には日本のポップス界を代表する名匠たちが起用されました。

特に大きな話題を呼んだのが、2012年8月1日に発売された「Moment」です。この楽曲はTBS系列のロンドンオリンピック中継テーマソングに抜擢され、オリコン週間シングルランキングで初登場1位を記録しました。制作現場において山口は、単なる高揚感を煽る応援歌ではなく、アスリートが抱く孤独や挫折、その先にある「一瞬(モーメント)」の尊さを丹念に言葉へと落とし込みました。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価「Magic Time」
(2010年7月)アルバム『We are SMAP!』Disc1収録。
編曲:冨田恵一。幻想的なストリングスとコード進行が特徴。アルバム曲はグループ内の個性を打ち出す実験作が中心となる傾向。冨田ラボの緻密なオーケストレーションと山口の叙情詩が融合したマスターピース。「Moment」
(2012年8月)48thシングル。TBSロンドン五輪テーマ曲。
編曲:森俊之。初週売上約13.7万枚。五輪テーマはアッパーなアンセム調が主流。静けさと熱情を対比させた構成で、アイドルの王道ソングに新たな地平を切り拓いた。制作期間と仮歌コンペ形式ではなく直接指名。山口自らメンバー全員分のキーと歌割りを想定したデモを作成。複数作家のコンペから選出されるケースが大半。5人の声質を完全に理解した上で設計された、オーダーメイドならではの完成度。

関係者の証言によると、山口は「Moment」の制作時にメンバー5人のボーカルレンジや声の抜け感を徹底的に分析。サビのユニゾンだけでなく、各メンバーがソロパートで放つ独特の情緒が最も際立つ音域をミリ単位で調整したとされています。この綿密な職人仕事が、単なる企画モノにとどまらない普遍的な名曲を生み出す原動力となりました。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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