アイシングの効果と逆効果の真相|最新医学が明かす正しい冷やし方

話題沸騰中の アイシングの効果と逆効果の真相|最新医学が明かす正しい冷やし方について、詳しいまとめをご紹介しています。

市販の冷却グッズにはそれぞれ物理的な特性があり、代用できない決定的な違いが存在します。

最も深部まで冷却できるのは「氷嚢(氷水)」です。0度の氷水は患部と密着し、皮膚表面だけでなく皮下数センチの筋肉や関節腔の温度を確実に数度低下させます。家庭用の保冷剤は氷点下10度以下になっている場合があり、直接当てると短時間で凍傷を引き起こすため、必ず濡れタオルに包んで使用しなければなりません。

スポーツ現場で見かける「冷却スプレー」は、気化熱によって皮膚表面温度を一瞬下げるだけのアイテムです。打撲直後の皮膚知覚神経を一時的に麻痺させて痛みを感じにくくする効果(ゲートコントロール説)はありますが、深部組織の冷却効果はほぼゼロです。

ドラッグストアで手に入る「冷感湿布」にも注意が必要です。メントール成分が冷受容体を刺激して「冷たく感じる」だけであり、実際の患部温度を下げる物理的アイシング効果はありません。消炎鎮痛成分を浸透させるための薬効ツールであり、受傷直後の急速冷却には氷嚢を用いる必要があります。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest