雲上の城を救った奇跡の「猫城主」がいま投じる、地方創生の新たな一石【2026年現地ルポ】
雲上の城を救った奇跡の「猫城主」がいま投じる、地方創生の新たな一石【2026年現地ルポ】の全貌を詳しく解説してご紹介します。
物語の始まりは2018年7月に遡る。西日本豪雨の直後、高梁市内の住宅から姿を消した茶トラのオス猫が、備中松山城の本丸近くで発見された。被災直後の城周辺は足場が悪く、訪れる観光客も途絶えていた。そんな静けさの中で城の管理員やボランティアスタッフに懐き、いつしか「城に居座る猫」として評判を呼ぶようになる。
新選組隊長であり同市ゆかりの人物・谷三十郎にちなんで命名されたこの猫は、正式に「猫城主」へ就任。愛くるしい立ち振る舞いと堂々とした威厳がSNSを通じて世界中に急速に拡散した。災害の傷痕が残る地域に、明るい希望の光をもたらした瞬間だった。