ルブリケーターとは?空気圧機器の寿命を延ばす仕組みと油の選び方

ルブリケーターとは?空気圧機器の寿命を延ばす仕組みと油の選び方について押さえておきたい 理由を分かりやすく解説いたします。

技術情報サイトやSNS上では、ルブリケーターの取り扱いに関して二大誤解とも呼ぶべき偏った認識が流通しています。

誤解1:「オイルミストは配管が長いほど遠くまで届く」という錯覚

ルブリケーターで生成されたオイルミストは永久に気体のように浮遊し続けるわけではありません。配管内壁との衝突、流速の低下、配管曲がりの遠心力によって、オイルミストは再び液滴へと合一(再凝縮)します。配管距離が10メートルを超えるような長距離配管では、管底に油だまり(液膜)が形成され、シリンダに届く頃には間欠的な油の塊となって機器を詰まらせます。ルブリケーターは駆動機器から数メートル以内の「直近」に配置するのが正しい設計原則です。

誤解2:「油量は多ければ多いほど長持ちする」という短絡思考

潤滑油を過剰に供給すると、シリンダやバルブの内部に油が滞留し、油撃作用(油圧ロック)による応答速度の低下を招きます。さらに、排気サイレンサーから大量の微粒子オイルミストが作業フロアへ飛散し、床の油膜による転倒事故や作業者の吸入リスク、工場の油煙公害を引き起こします。「少なすぎず、多すぎず、排気紙テストで極薄い膜ができる程度」を守ることが保全の鉄則です。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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