ポストカードとは?通常はがきとの決定的な違いと切手代の落とし穴
ポストカードとは?通常はがきとの決定的な違いと切手代の落とし穴とはどのようなものなのか? 専門的な分析を整理してお届けします。
サイズや重さと並び、現場で最も多くの料金トラブルを引き起こしているのが「表記義務」の不備です。
郵便法規において、私製はがきを85円のはがき料金で送るためには、宛名面の上部または左上部分に「郵便はがき」あるいは「POST CARD」と明記することが義務付けられています。文字の色に指定はありませんが、消印の機械読み取りや配達員の目視で明確に認識できるフォントサイズと視認性が求められます。
「英語でPOST CARDと書くのは海外宛て専用なのでは?」という誤解が散見されますが、これは明確な誤りです。日本国内宛ての郵便であっても、「POST CARD」または「POSTCARD」の表記は正式に認められています。
一方で、自作カードやお洒落な海外製カードでこの文字を一切印刷・手書きしていない場合、郵便局の仕分けシステムはこれを「第2種郵便物(はがき)」として認識しません。「外見ははがきに見えるが、区分上は手紙(封書)の未封印物」として扱われ、85円切手しか貼られていない場合は25円不足と判定されます。不足分は差出人に返送されるか、受取人に対して「不足料金請求書」とともに配達されてしまうため、投函前の表記チェックは極めて重要です。
切手を貼る位置の基本ルール
切手の貼付位置にも国際的・国内的なルールが定められています。宛名面を縦長(縦書き)で使用する場合は「左上」の縦7.0cm×横3.5cmの範囲に貼ります。一方、ポストカード特有の横長(横書き)で使用する場合は「右上」の範囲に貼るのが正式な配置です。誤った位置に貼ると機械処理が正常に行えず、消印漏れや配送遅延の原因となります。