イスタンブールの奇跡の真相|0-3からの逆転劇とメンバーの現在

今注目を集めている イスタンブールの奇跡の真相|0-3からの逆転劇とメンバーの現在について、詳しいまとめを整理して公開しています。

試合開始のホイッスルからわずか52秒、いきなり試合が動きます。アンドレア・ピルロの正確無比なフリーキックに合わせたのは、ACミランの偉大なるカピターノ、パオロ・マルディーニでした。右足のボレーでネットを揺らし、CL決勝史上最速ゴールを記録。立ち上がりの失点でリヴァプールは戦術プランの変更を余儀なくされます。

さらに前半23分、攻撃のキーマンだったハリー・キューウェルが負傷退場し、ウラジミール・スミチェルとの交代を強いられるアクシデントが発生。盤石の試合運びを見せるミランは、ブラジルの至宝カカがピッチ中央を自在に制圧し、前半39分と44分にエルナン・クレスポが立て続けにゴールを奪取します。とりわけ3点目のカカによるダイレクトスルーパスとクレスポのループシュートは、フットボールの美学の極致とも言える完成度であり、スコアボードには非情な「0-3」が刻まれました。

しかし、後半に入るとスタジアムの空気は一変します。息を吹き返したリヴァプールが起こした電撃的な猛反撃のタイムラインは以下の通りです。

  • 54分:ヨン・アルネ・リーセのクロスに主将スティーヴン・ジェラードが打点の高いヘディングで合わせ、反撃の狼煙となる1点を返す(1-3)。
  • 56分:交代出場のウラジミール・スミチェルがペナルティエリア外から強烈なミドルシュートをゴール左隅へ突き刺す(2-3)。
  • 60分:エリア内に進入したジェラードがジェンナーロ・ガットゥーゾに倒されPKを獲得。キッカーのシャビ・アロンソが放ったシュートは名手ジーダに一度防がれるも、自ら猛然とリバウンドを蹴り込み同点(3-3)。

わずか6分間(360秒)で3点差を追いつくという前代未聞の展開に、スタジアムは狂乱の坩堝と化しました。延長戦ではミランの猛攻に晒され、117分にはアンドリー・シェフチェンコが放った至近距離からのヘディングとこぼれ球の連続シュートをGKイェジー・デュデクが奇跡的な反応で阻止。120分の死闘を同点で終え、決着は運命のPK戦へと委ねられることになりました。

項目リヴァプールFCACミラン編集部の分析・勝敗の分岐点最終スコア3 (3) - 3 (2) ※PK勝利3 (2) - 3 (3) ※PK敗退CL決勝史上最大点差からの逆転劇指揮官ラファエル・ベニテスカルロ・アンチェロッティHTの3バック移行という戦術的英断スターティングメンバーデュデク、フィナン、キャラガー、ヒーピア、トラーオレ、シャビ・アロンソ、ジェラード、リーセ、キューウェル、L・ガルシア、バロシュジーダ、カフー、スタム、ネスタ、マルディーニ、ピルロ、ガットゥーゾ、セードルフ、カカ、シェフチェンコ、クレスポ当時の市場価値・選手層ではミランが圧倒的優位ゴール記録ジェラード (54')、スミチェル (56')、X・アロンソ (60')マルディーニ (1')、クレスポ (39', 44')後半開始から15分間のモメンタム掌握PK戦成功者ハマン ◯、シセ ◯、リーセ ✕、スミチェル ◯セルジーニョ ✕、ピルロ ✕、トマソン ◯、カカ ◯、シェフチェンコ ✕デュデクの心理的かく乱が相手の重圧を増幅
山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest