アルトサックスのフラジオ運指完全解説!出ない理由と最新の攻略法
アルトサックスのフラジオ運指完全解説!出ない理由と最新の攻略法の基本情報から最新動向までを徹底的にカバーしました。
フラジオを確実に習得したいのであれば、運指表とにらめっこする時間を一旦止め、最低音(Low B♭ / Low B / Low C)を使ったオーバートーン練習に集中するのが最も確実な近道です。
オーバートーン練習とは、指の運指は最低音「Low B♭」に固定したまま、オクターブキーや他のキーを一切使わずに、口の中の形と息のコントロールだけで倍音を順番に鳴らし分けていくトレーニングです。
- 第1倍音:基音(Low B♭)
- 第2倍音:1オクターブ上のMiddle B♭
- 第3倍音:さらに完全5度上のMiddle F
- 第4倍音:2オクターブ上のHigh B♭
- 第5倍音:長3度上のHigh D
- 第6倍音:完全5度上のHigh F
この練習の目的は、「特定の音を出すために必要な口腔内の筋肉の感覚」を脳と身体に完全に記憶させることにあります。Low B♭の運指のまま第4倍音(High B♭)や第6倍音(High F)を自在に出し入れできるようになると、フラジオの運指を押さえた瞬間に、喉と舌が自然と高次倍音を共鳴させるポジションへと瞬時にシフトするようになります。
効果的なメニューとして、通常の運指で鳴らした音と、オーバートーンで鳴らした音を交互に吹き比べる「マッチング練習」を取り入れるのがおすすめです。例えば、通常のHigh Fを吹いた直後に、Low B♭の運指のまま第6倍音のHigh Fを鳴らし、音色とピッチを一致させていきます。この訓練を毎日10分続けるだけで、フラジオ音域の発音成功率は劇的に跳ね上がります。