舞良戸が古民家再生で大脚光!桟唐戸との違いや和モダン活用法を徹底解説
舞良戸が古民家再生で大脚光!桟唐戸との違いや和モダン活用法を徹底解説の重要ポイントを解説します。最新トレンドがチェックできます。
伝統建具を選ぶ際、最も混同されやすいのが「舞良戸」と「桟唐戸(さんからど)」、そして「平板戸(ひらいたど)」の違いです。それぞれの構造と見た目の差異を把握すると、空間作りに最適な建具が明確になります。
決定的な相違点は、骨組みの構成と桟の厚み・配置にあります。
1. 桟唐戸(さんからど):
鎌倉時代に中国から伝わった禅宗様(唐様)建築に起源を持ちます。上下左右の框の内側に縦横の太い骨組み(組子・桟)を組み、その間に薄いパネル(鏡板)を何枚もはめ込む構造です。上下に回転軸となる藁座(わらざ)や軸吊りを持ち、重厚で格式高い開き戸として寺院の正門や格式ある部屋に用いられます。
2. 舞良戸(まいらど):
ベースとなる1枚(または複数枚接ぎ)の鏡板に対し、細い木条である舞良子を表面に規則正しく打ち付けて固定します。桟唐戸に比べて桟が細く本数が多いため、水平方向(または垂直方向)の繊細なストライプ模様が美しく際立ちます。一般的には鴨居と敷居の間をスライドさせる「引き戸」として使われます。
3. 平板戸(ひらいたど):
框の中に平滑な一枚板を嵌め込んだだけのシンプルな板戸です。装飾性が少なく素朴な印象を与える一方、舞良戸のようなリズミカルな陰影のグラデーションは生まれません。
横桟が緻密に並び、木肌の陰影がスマートに走る引き戸を見かけたら、それは舞良戸であると判断できます。