押し麦ともち麦の違いは?痩せる選び方と黄金比をプロが徹底解説

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押し麦ともち麦の根本的な違いは、お米における「うるち米(普段の白米)」と「もち米」の関係と同じく、デンプンの性質(うるち性か、もち性か)に由来します。大麦の品種そのものが異なっており、それに伴って加工工程や栄養バランスにも独自の特色が生まれています。

うるち性の大麦を蒸してローラーで平たく圧延したものが「押し麦」です。大麦は吸水しにくい性質を持つため、平らにつぶすことで吸水時間を短縮し、白米と一緒に炊きやすく加工されています。一方、もち性の大麦の外皮を削り、丸粒のまま加工したものが「もち麦」です。粘り気の強いアミロペクチンというデンプンを主成分とし、加熱すると特有の弾力あるプチプチ食感が生まれます。

文部科学省の日本食品標準成分表および主要穀物メーカーの分析データを基に、精白米を含めた100gあたりの詳細な栄養組成を比較します。

栄養成分(100gあたり)もち麦(乾物)押し麦(乾物)精白米(参考値)エネルギー(カロリー)約335〜340 kcal約334〜340 kcal約342 kcal糖質約60.0〜63.0 g約65.0〜68.0 g約77.1 g総食物繊維約12.0〜13.0 g約8.5〜9.6 g約0.5 g水溶性食物繊維(β-グルカン)約6.0〜7.5 g約2.5〜3.0 g極微量(ほぼ0g)不溶性食物繊維約5.5〜6.0 g約6.0〜6.6 g約0.5 g主要な食感と風味もちもち、プチプチと弾力があるプリッとして軽快、麦の香ばしさふっくら、しっとり1kgあたりの実売相場約600〜850円約400〜550円約400〜600円

データが示す通り、乾燥状態でのカロリー自体には大差がありません。しかし、水溶性食物繊維の含有量はもち麦が押し麦の2倍以上に達します。この食物繊維のバランスこそが、体内に入った後の消化吸収スピードや満腹感の持続時間に劇的な差を生み出す要因です。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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