石原裕次郎『ブランデーグラス』愛用グラスと名曲誕生の独占秘話
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この曲に命を吹き込んだのは、作詞を手掛けた山口洋子だ。銀座のクラブ経営者としての顔も持っていた彼女は、夜の世界で交錯する男と女の愛憎や哀愁を熟知していた。言葉選びの端々に滲み出る都会的な寂しさが、裕次郎の包み込むような低音ボイスと見事な化学反応を起こした。
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制作を担当したテイチクエンタテインメントの現場では、何度もボーカル録り直しが行われた。派手に張り上げるのではなく、語りかけるようなニュアンスをいかに残すか。レコード業界が熱気に包まれていた時代、クリエイターたちが一曲に対して注ぎ込んだ情熱は並々ならぬものがあった。