履歴書本人希望欄の「特になし」はNg?採用を勝ち取るプロの書き方
履歴書本人希望欄の「特になし」はNg?採用を勝ち取るプロの書き方とはどのようなものなのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。
「希望がないのだから『特になし』と書くのが一番素直ではないか」と考える応募者は少なくありません。しかし、採用担当者の机に届く膨大な応募書類の中で、本人希望欄特になしNGの理由は明確に存在します。
第一に、「特になし」という記述は、応募企業への敬意や配慮に欠ける印象を与えます。日本のビジネスコミュニケーションにおいて、雇用契約の条件提示は双方向の合意形成です。何の手続き的配慮もなく「特になし」と突き放す記述は、相手への関心の薄さや、ビジネス文書としての作法を理解していない人物という烙印を押されかねません。
第二に、空欄の放置はさらに致命的です。採用実務において空欄は「書き忘れ」なのか「希望がない」のか判別がつきません。確認作業という余計なコストを企業側に背負わせる行為であり、業務上の書類作成でもケアレスミスや不備を連発するのではないかという懸念を抱かせます。
第三に、組織心理学の観点から見ても、無回答は「心理的エンゲージメントの低さ」の表れと解釈されます。特別な希望がない場合は、自己主張を抑えて組織のルールを尊重する意思を示す「貴社の規定に従います」と明記するのが、ビジネスパーソンとしての模範回答です。