キングダム麃公将軍の最期と史実の功績|龐煖戦の真相と受け継がれし盾

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麃公の武人としての真骨頂と、読者の涙を誘った劇的な幕引きが描かれたのは、単行本屈指の山場である「合従軍編」の終盤です。函谷関の強固な守りを突破できないと判断した天才軍師・李牧が、南道の山中を抜けて王都・咸陽を直接急襲しようとした際、この狂気の奇策を本能の直感だけで唯一察知し、追撃を仕掛けたのが麃公でした。

この運命の戦いと壮絶な最期は、原作漫画とアニメでそれぞれ以下のエピソードに収録されています。

  • 原作漫画:第30巻 第325話「不退転」〜第326話「信の背中」
  • テレビアニメ:第3シリーズ 第23話「破格の加勢」〜第24話「深い感謝」

李牧の陣形を突破し、あと一歩でその首に手が届くという局面で立ち塞がったのが、趙国の象徴たる「武神」龐煖でした。互いの武が激突する一騎打ちは凄惨を極め、麃公は深手を負いながらも気迫で圧倒し、龐煖の左腕をへし折るという驚異的な執念を見せます。しかし、肉体の限界を迎え、刃に貫かれた瞬間に自らの死を悟った麃公は、駆けつけようとする信を制止し、自らが身につけていた重厚な盾を投げ渡しました。

この時、麃公が信へ投げかけた最後の言葉――「童 信! 火を絶やすでないぞォ」「突撃じゃァ!」「前進じゃァ!」という魂の叫びは、数ある名シーンの中でも最高峰の感動を呼びました。自らの命を散らしながらも、秦国の命運と戦国の灯火を若き次世代へと繋いだ姿は、まさに真の武将と呼ぶにふさわしい劇的な幕引きでした。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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